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レーシックで視力回復するの?

レーシック手術に際しての適応検査の結果にも因りますが、通常は眼鏡やコンタクトレンズで矯正が可能な程度の視力回復が期待出来ます。
ですから仮に現在、眼鏡やコンタクトを用いた矯正視力が1.5であれば、レーシックで裸眼視力1.5が叶う可能性を有しています。
但し矯正視力が0.8程度が上限であれば、施術で得られる可能性がある視力もこの付近が上限となると踏まえておきましょう。

また眼球の角膜の厚さの個人差も影響し、裸眼視力が0.1以下の強度の近視の人でも角膜の厚さが十分であれば1.0以上が期待出来ます。
反対に裸眼視力が0.3程度ある人でも角膜が薄い場合、1.0が難しいケースもあるのがレーシックなのです。
この辺りの期待出来る視力に関しては、適応検査で見極める事が可能ですので、まずはこちらを通じて慎重に検討の上、手術に踏み切るかどうかを冷静に判断しましょう。

またレーシックはあくまで「施術時点での視力の矯正手術」であり、将来的に更に視力が回復する可能性を約束する手術ではありません。
術後の生活習慣が原因で更に近視が進行してしまった場合、再手術が必要となるケースも想定される事を知っておいてください。
その為近視が進行する18歳もしくは20歳未満の人は、レーシック手術が受けられない決まりとなっています。

それでもこうしたケースは稀であり、通常は術後に得られた矯正視力を維持出来るのが一般的です。
また再手術には角膜に手術に必要なだけの厚みが残っている事が条件となり、全ての人が再手術を受けられるとは限らない点も理解しておきましょう。
視力という眼球が持つ能力自体を回復させる訳ではなく、角膜に加手を施す事で、裸眼で眼鏡やコンタクトを装着した状態とするのがレーシックです。

このように説明すると理解いただけるかと思います。
実際に術後程無くから視力が回復している事が実感出来ますが、まだ眼球の状態はこの時点では不安定です。
視神経がレーシックで矯正された眼球の状態に戸惑っていますので、次第に落ち着き確かに良く見える事を確信出来るのは翌日ぐらいになるのが一般的です。

そして実際に視力が安定するには、施術後1週間から3週間程の時間を要し、これには個人差が見られます。
時に手術後一過性の遠視の症状が生じるケースもありますが、一時的な遠視用眼鏡での対応で徐々に治まって来ますので、通常心配は無用です。
それまでの裸眼視力から一気に視力がアップした急変に身体が適応するには、一定期間が必要であり、一時的なイレギュラーな症状が見られるのも決して不思議な事ではありません。

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