レーシック後に気を付けることは?
レーシック後の角膜の状態は当然非常に不安定で、内外からの僅かなイレギュラーな刺激が悪影響となり兼ねません。
術後には幾度も検査を重ね、順調に角膜が回復安定に向かっている事を確認しつつ、それまで一時的に禁止されていた行為が少しずつOKとなって行く過程を辿ります。
多くの医療機関では翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に検診時期を設定しています。
そしてフラップが完全に安定し、視力回復状態が継続出来ると判断されれば、晴れてレーシック完了という事になります。
基本、手術直後の車の運転は事故のリスク回避の意味からも厳禁です。
手術直後は光の捉え方が不安定で光が極端に眩しく感じたり、反対に鈍感になるなど目に映る世界自体が急激に変化する場合があります。
入浴や化粧、飲酒や喫煙など目の内外から刺激を与える事に繋がる一連の行為は慎まねばなりません。
またスポーツに関しても一定の制限期間が発生します。
ジョギングなど目への負担が軽い運動程度であれば、手術後1週間程度が経過すれば少しずつ再開が可能ですが、激しいスポーツは当面自粛すべきです。
具体的な時期に関しては、術後に医師と相談確認を徹底してください。
目安として、サッカーや野球など眼球を激しく動かし、外部からの衝撃が想定される種目に関しては、最低でも1ヶ月程度は禁止というのが一般的な判断です。
仕事復帰は職種にも因りますが、翌日は術後検査がありますので2日後から復職が日程上は可能です。
但しパソコンを長時間凝視したり、激しい肉体労働を伴ったり運転が必須の職種に関しては、更に一定期間目の回復を優先させねばなりません。
また術後は目をこすったり、市販の目薬を点眼したり、シャンプー、リンス等が目に入らぬ様に注意を払ってください。
アイメイクなども一定期間は控えるべきで、これも化粧を落とす際に目に刺激を与えてしまう事を防がねばならないのがその理由です。
また風が強い日に外出する際には、目に砂やホコリが入る事を防ぐ意味で、眼鏡(サングラス)で防御する姿勢も大切です。
このように目の状態が安定するまでの期間、不自由を感じたり常に神経を遣わねばならない事項が複数生じますが、自身の大切な目の為です。
医師からの指導をしっかり守り、1日も早く確実な回復に努めてください。
長くても1ヶ月程度の辛抱ですし、この時期をキチンと過ごす事が結果、その後回復した視力を維持する意味で大きくプラスとなる事を知っておきましょう。